民族芸能の伝承
我孫子市内に古くから伝わる民俗芸能と、日本古来の伝統的な笛・太鼓による囃子の祭典です。
民俗芸能を伝承している市内団体のほか、小・中学校の郷土芸能クラブが参加します。
ゲストの「我孫子市謡曲連合会」は、舞囃子「胡蝶」を華やかに披露します。
日時:2024年 12月1日(日) 開演10:00(開場9:30)
会場:我孫子市湖北地区公民館
定員:250名 ※参加費無料
出演団体
・我孫子第四小学校伝統芸能クラブ
・あびこふるさと会
・湖北小学校郷土芸能クラブ
・ひょっとこ睦(かい)
・布佐小学校郷土芸能クラブ
・布佐中学校郷土芸能講座
・古戸はやし連中
ゲスト
・我孫子市謡曲連合会
主催:我孫子市教育委員会 文化・スポーツ課
℡ 04-7185-1601
地域で、住民自らが主体(演者)となって伝承してきたその土地の祭礼や行事などで行われる伝統芸能のことで、民俗芸能ともいいます。どの地方にも、古くから伝えられている祭や郷土芸能があり、地域性が濃く反映されています。
古戸里神楽は市指定文化財で、古戸地区の稲荷神社の祭礼で行われます。
毎年7月の古戸稲荷神社の夏祭りには、神楽が奉納されますが、この里神楽は約300年前の江戸時代から、台本と口伝えにより引き継がれてきたそうです。伝承は一時途絶えましたが、昭和50年代に復興し、現在は「古戸はやし連中」を中心に守られています。演じられるものを大きく分けると、笛と太鼓に合わせて舞い子が舞う神楽舞、台詞がある面芝居があります。面芝居は他に伝承されているところはごく僅かで、無形民俗文化財として貴重な価値を備えています。
竹内神社の祭礼は、県下でも指折りの伝統あるお祭りですが、昔は竹内神社の祭りでのお囃子や踊りは東京からの来演だったそうです。それを、地元の祭礼は地元の人々の手でより盛大にしようと、祭好きが集まり、昭和55年に「ひょっとこ睦(かい)」が結成されました。
ひょっとこ睦は現在も江戸里神楽の普及や後継者の育成を目指し、精力的に活動しています。
我孫子地区に伝わる大杉ばやしは、江戸中期に流行した疫病を追い払う大杉様の祭礼が始まりといわれており、現在地元の伝統芸能団体「あびこふるさと会」の手によって伝えられています。
八坂神社で毎年7月に行われている祭礼では、宮神輿と山車で巡行し、各町内会では、子供神輿をかつぎ五(ご)囃子(ばやし)などを奉納しています。